建築関係、インテリア関係の学校を出ているわけでも無く、転職活動と並行して、1ヶ月で2018年10月7日に実施されたインテリアコーディネーター1次試を通過しました。その方法について残したいと思います。
(2次試験の記事はこちら↓↓)
【インテリアコーディネーター2次試験】独学でも1カ月で間に合う(インテリアコーディネーター資格を取るメリットはこちら↓↓)
勉強に必要な教材
使用した教材
購入した教材は以下の6冊です。
- インテリアコーディネーター1次試験過去問徹底研究
- インテリアコーディネーター1次試験過去問徹底研究(下巻)
- インテリアコーディネーター 一問一答徹底研究
- インテリアコーディネーター1次試験予想問題徹底研究2018
- インテリアコーディネーター合格教本 販売編
- インテリアコーディネーター合格教本 技術編
学習のベースとして使用。最低でもどの章も7周以上やりました。
しっかりとやり始めたのが本番1週間前。主に苦手範囲をやりこむ用と2018年の問題慣れに使用。章によって2~5周とムラあり。
わからない問題の確認として使用本番2日前から使用。半分くらいしかしていない。巻末の模擬試験は手付かず。
ほぼ使用していない。ごくたまに知らない単語を調べるのに使用。
1冊500円かかっていないです。
おススメの教材組み合わせ
おススメの組み合わせは
1,2,3です。
4はあっても無くても大丈夫です。
5,6は正直いらないです。
というのも過去問徹底研究の解説の情報量がかなり豊富なので、それで十分この本の内容をカバーできるからです。
1,2に関しては中古(2014年はかなり良い)の購入をおススメします。なぜなら、参考書のページ数にあります。
2018年の過去問徹底研究は300ページほどであるのに対し、2014年分は500べージ以上あります。
単純に1冊からできる演習量が全く違います。それでいて、インテリアコーディネーター1次試験は出題範囲が大きく変わることは無く、2014問題が古くて範囲外であることもあまりありません。
具体的に今の出題範囲から絶対外れているなと感じたのは”エコポイント”の問題ぐらいでした。
実際に2018年分も立ち読みで見てみましたが、同じ問題が流用されている箇所も、多々見受けられました。
しかし、古い参考書だけでは、新傾向の問題に対応できないので、一問一答は最新版の購入をおススメします。
この中古の過去問徹底研究と最新の一問一答さえあれば、インテリアコーディネーター1次試験は突破できます。
勉強方法
(勉強に集中できていないときの例)
インテリアコーディネーター試験は何といっても覚えることがかなり多い試験です。
方法論というよりも根性論的な要素も多く、どれだけ反復練習を行うか肝になってくると思います。
先ほどの章で紹介した、私が主に使用した参考書1,2,3の3冊に絞って解説します。
試験本番1カ月前~1週間前
まずは1,2ばかリひたすら解きます。
7周以上したと書きましたが、
7周する場合を解説します。
1周目は、内容はさっぱり入ってこないと思います。なので、問題に対する答えのみを覚えるくらいで大丈夫です。時間はかかりますが、この周1をいかに早く終わらせるかが、今後の仕上がりに関わってきます。
わからなくても、2周目がある、3周目があると思いながら、できるだけ早く終わらすことを心がけてください。
3周終えると、設問と答えの関係、単語の意味などが分かってくると思います。
4、5周目は回答ページの単語を重点的に覚えるなど、
問題の答えに関係のない、周辺知識を重点的に覚えていきます。
この時解説を見てもわからない用語などは、
ネットで調べるくらいで良いです。
しかし、調べた内容はスクショを取るなり、
すぐに取り出せるようにしておきましょう。
問題の解説とネットでの検索で、大体のことは網羅できます。
そして、6、7周目は確認です。ここまでくれば、自分がよく覚えていない範囲が浮き彫りになるので、そこばかり演習します。ほぼ間違えることのない問題や分野は積極的に飛ばしていきましょう。
期間でいえば、最初の3週間は過去問徹底研究しかやっていません。ひたすら演習を通して、用語を覚えることに専念しました。
試験本番1週間前~試験当日
試験本番1週間前から一問一答をはじめました。この時点で、基本的な知識は身についているので、あとはその知識を最新のものにアップデートするだけです。
なので、この一問一答の問題については、一通りすべて見てから、知らないもののみチェックして、そこを重点的に覚えることに特化しました。
ここまですれば、一般的な問題にも、新しい傾向の問題にも対応できるようになっています。
勉強時間
まず、一日の勉強時間ですが、1日中勉強してるか、全くやらないかのどちらかでした。時間で言えば、一日中した日は大体6~10時間くらいしていました。
就活も並行していましたので、必要な履歴書や職務経歴書の作成、または、面接、会社側の課題などもありましたので、100%インテリアコーディネーター1次試験の勉強に打ち込めることはありませんでした。
しかし、甘えてはいられません。
過去問徹底研究の問題量が多すぎるため、一問3分で解いても、すべて終わらすのに10時間以上かかる計算でした。
先にそのことがわかっていたので、本当に速さをかなり意識して勉強できました。そうすることで結果的に、勉強するときとしないときのメリハリがついて良かったと思います。
次に勉強の期間についてですが、私の場合は一日中時間が取れる日もあったので、1カ月で試験に臨みましたが、余裕を見るなら2カ月での準備をおススメします。
これはあくまでも私の感覚で、適切な期間は人それぞれだと思いますが、普通に働いていても、2カ月あれば十分に準備できると思います。
逆にそれ以上となると、準備期間としては、多い気もします。
もちろん個人差はありますが、1カ月本気で頑張ったら、全く予備知識なしでもどうにかなる、くらいに思ってい頂ければ幸いです。
試験本番での大事な事
全て解き終わった後、試験時間ギリギリまで使って
必ず見直しをしてください。
私が1次試験を突破したのはこの見直しのおかげだといっても
過言ではありません。
私の1次試験の点数は76点でした。しかし、見直しをせずにそのまま帰っていたら、70点で、おそらく落ちていました。
見直しして勝ち取った6点分が合否を分けました。
では、そもそも見直す時間があるのかというところについて、考えていきます。
1次試験は大問50問に対して160分です。つまり一問3分ほどで解かなければ、時間が足りません。
私は、試験の時間配分を全く分からないまま受験しました。
というのも、過去問徹底研究や予想問題集に付属している、
模擬試験は一切やらなかったのです。
つまり、インテリアコーディネーター1次試験を通しでやったのは本番が初めてでした。
しかし、過去問徹底研究をやっていた時の手ごたえ的に、しっかり悩む問題もあれば、知識だけで反射的に答えがわかる問題もあるので、そこまで、試験時間がギリギリになる事はないだろうと踏んでいました。
実際、本番では試験時間が50分ほど余りました。50分で見直しは2周できました。
恐らく、時間配分に戦略があるとすれば、見直しありきで、どんどん解いていくことが良いと思います。1周目をすぐに終わらして、2周目、3周目でしっかりと解きます。わからない問題は2周目で解くくらいの気持ちで大丈夫です。
意外と1次試験は時間が余ります。終わったからといって、すぐ会場を出るのではなく、しっかりと見直しをしましょう。そうすれば、より合格ラインを引き寄せることができます。
試験1カ月前の過ごし方
この章は「こんな奴でも1次通過できるのか」という励みぐらいにしかなりませんが、モチベーションを高めるのにご参考ください。
もう一度書きますが、”こんな奴でも1次通過できます。”
私は学生の頃に建築もインテリアも全く勉強したことなかった、いわばその分野に関しては完全に”素人”でした。普通の会社員として働いていましたが、私は建築意匠関係の仕事に就きたく、転職を決意します。
しかし、まったくの素人のくせにいきなり建築関係の仕事に就くのは難しいだろうと考え、何か知識を入れたく、インテリアコーディネーターを受けることを決めました。それが、本番2カ月前です。しかしそこから、勤めていた会社の退社、引っ越しの準備に追われて、1カ月間は何もできませんでした。一通り落ち着いて、インテリアコーディネーターの勉強を始めたのが、およそ本番1カ月前でした。そこから就活に費やした日にちを差し引くと実際に勉強したのは20日くらいです。
どうせそれくらいしか勉強に充てる日が無いのならしっかりやりきろうというのと、今ここで頑張って知識を付けたら、いざ自分が仕事した時に少し手も楽になる、というのがモチベーションでした。
実際、今建築設計の仕事していてわかったことですが、建築関係やインテリア関係での就職を希望されている方にとっては知っておいて損のない知識ばかりです。なので、必要があるのでしたら、”資格を取る”という名目のためではなく、”働くための基本的な知識をつける”と考えて臨まれるほうが、その知識が財産になるのではないでしょうか。
インテリアコーディネーターは独学でも合格可能
インテリアコーディネーター資格試験は出題範囲と覚える量が多いため、結構長期間にわたって準備される方も結構いますが、正直短期間で大丈夫だと思います。1次試験については、ただただ知識を入れ込むだけなので、問題集をしっかりと解きましょう。スクールは通わなくても良いと思います。実際独学で1次試験を突破されている方も結構います。
インテリアコーディネーターはちゃんと勉強していれば、毎年出題される、誰も解けないようなマニアックな出題を踏まえても、必ず合格点を取れる試験です。それよりも、先ほども書きましたように、全て解いた後の見直しをしっかりやることが一番重要だと思います。
最後にこれからインテリアコーディネーター資格試験を受験される方の少しでも参考になったり、励みになれば幸いです。以上、【インテリアコーディネーター1次試験】知識ゼロから独学1カ月で突破した方法でした。
はじめまして。記事、とても参考になりました。
ひとつ質問があります。
勉強は全くの初心者で始めましたか?
それとも既に少しでも知識があったのでしょうか?
こちらで紹介している問題集だけで大丈夫なのかな、と思いまして…。
ユーキャンの講座資料も中古で買うことを検討しています。
教えていただけると有難いです。
コメントありがとうございます!
質問にお答えします。
勉強は全くの初心者から始めました。
どれくらいかというと、ニュースに出てくるような建築単語も知らない状態でした。
当然勉強し始めた頃は、問題集の設問を理解することすら苦しみました。
なので、わからない箇所をその都度調べ、わかるまで繰り返し問題を解き続けることを重点的に行いました。
ぼくが過去問を推す理由は、2つあります。
1つ目は、これらに載っている解説が意外と丁寧であるからです。
なので、問題集だけでも理解の助けとなってくれます。
また、インテリアコーディネーター の試験で必要な単語でしたら、参考書でなくとも調べれば割と詳しく解説してらっしゃる方が沢山いますので、今はより内容の理解が捗る環境であるとも言えます。
2つ目は、過去問から類似問題が多数出題されています。
本試験を受けて分かったことですが、過去問の問題文の穴抜きを変えたような出題もいくつか見受けられました。
なので、ぼくは過去問ばかり解くという勉強方法は、インテリアコーディネーター に関しては正攻法だと思っております。
過去問の話ばかりしてしまいましたが、
以上よりぼく個人としてはユーキャンの資料はいらないと思います(あくまで好みの問題ですが)。
インテリアコーディネーター は本当に単語を覚えた量と過去問で演習量で合否が決まると言っても過言ではありません。
なので、とりわけテクニック的な要素も少ないので、その点からもユーキャンの資料は必要無いようにも思えます。
と言うよりは、ぼくが記事で挙げた問題集で十分です。
長くなりましたが以上となります。
少しでもなるみさんにご助力できれば幸いです!
とても丁寧に教えていただき本当にありがとうございます!
現在興味があるだけで全くの無知状態なので、いろいろと教材をそろえたりしなければならないのかと不安に思っていたためとても参考になりました。
またyoneyonekunさんも知識がない状態で始めた…ということで少し希望が持てました。
頑張って勉強します!!!
まずはオススメしてくださっている過去問を2冊購入してみました。
本当にありがとうございます!
yoneyonekunさんの記事に支えられながら今年の試験受けようと思ってます(笑)
同じ教材揃えました!同じようにとはいかないかもしれないですが、7周以上目指して試験勉強に挑みます!!!
挫折しそうになったらこの記事を読んで頑張ります!!
コメントありがとうございます。
そう言って頂けると、本当にこの記事を書いてよかったなと思います!!
感無量です(/ _ ; )
今からでしたら大丈夫です!!
ただ、モチベーションを保つ事が難しくなってくるかもしれないので、挫折しそうになったその時はいつでもこの記事に戻ってきてください!
余談ですが、個人的にオススメなのは、最初に西洋家具を覚えてしまう事です。
というのも覚える事も単純で比較的短時間で覚える事も可能だからです。
なので、この章を最初にマスターして、他の章で躓いた時にこの章に戻ってくるというのは、1つモチベーションを保つコツかもしれません!
良ければ参考にしてください!
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[…] 【インテリアコーディネーター1次試験】知識ゼロから独学1カ月で突破した方法 […]
とても参考になりました!
丁寧にあ体験をまとめてくださって、ありがとうございました!
まこるねさん
参考にしていただけて良かったです!!
少しでもまこるねさんのお力になれば幸いです!!
はじめまして!
過去問集2014ほぼなくなってて…
ページ数の比較はどやってされたんですか?他の年度で頑張ろうと思ってます!
記事みてやる気が再発しました!ありがとうございます!
返事が遅くなってしまい申し訳ございません!!
見ていただいてありがとうございます。
たまたま私がよく利用する古本屋さんにインテリアコーディネーターの過去問が何年分か置いてあったのでそれぞれ見比べたのと、本屋さんで最新の過去問を見ました。
覚えることがたくさんありますが取って損のない資格だと実感しています(就職でも興味持たれます)。ぜひ頑張ってみてください!!