【建築士の仕事とは?】オフィスビル模型納入打合せ

今回は、わたしが勤めている建築事務所の案件のひとつである、
オフィスビルについて模型の納入をしてきました。
模型引き渡しの流れとしては、以下の通りです。

  1. 模型の引き渡し/詳細説明
  2. 取扱いにおける注意事項
  3. 各フロアについての説明

これらの詳細を備忘録として残します。

建築模型納入打合せ

模型引き渡し/詳細説明

珍しいケースですが、模型の納入を希望されたお客様でした。
丹精込めて作り上げた模型を納入できるのは、製作者冥利に尽きます。
しっかりとお引渡しさせていただきました。

オフィスビルなので、各階ごとに模型をバラで置き説明していきます。

注意する点は、
当初の打合せ段階から、変更している点については、
変更意図とあわせてせつめいすること。

また、模型作成後、実施設計に移る際、変更しようとしていることについても、
あらかじめ、ピックアップして、伝えることです。

模型が完成してから、

「こうすればもっといい」
「ここはやめたほうがいいかも」

という点は必ず出てきます。
その様な個所は必ず実施設計に移った際に問題になり得る、
または、より良い提案ができる材料となり得るので、
必ずまとめておく必要があります。

取扱いにおける注意事項

模型納入の目的としては、お客様側で展示、保管することにあります。
なので、模型の取り扱いにおける注意事項の説明は必須です。

  • 収納から出し入れする方法
  • 模型を階ごとにバラす/戻す方法

特に主だった点は以上の2点ですが、
私は実際にお客様にロールプレイングで、模型の出し入れを
行ってもらいました。

それをしながら、細かい注意点を説明することで、
お客様に、”実は模型はかなり繊細なものである”
という事を認識してもらいます。

  •  一般の方からすれば、”模型=ガンプラ”のイメージが強く、
    私が担当している方も、模型は簡単に作れると思われている方が比較的多いと思います。
    もちろんそのように思われるのは当然で、建築模型が世に広く知られていることはなく、
    スノーマットなど紙を使っている部分があるというのは、触ってはじめてわかる部分だと思います。
    なので、あえて触っていただき、繊細であるが、精巧にできている建築模型を
    体験していただくのもお客様にとって、また一ついい機会となるかもしれません。

デザインコンセプトの説明

オフィスビルの説明で重要だなと思ったのが、
デザインコンセプトの説明です。

やはり何をしている会社であるか
どういった社風であるか

などの要素をデザインに取り込み必要があります。
(会社の事業と全く関係のないデザインであってはならない)
また、そこの説明にしっかりと納得をしてもらうことも重要です。

まとめ

よい建築を作るのは建築家だけでなく
お客様も一緒になって作っていかないと、
良いものは生まれないというのはよく言われている話であります。

せっかく大きなお金をかけて建てるものを
建築家に「あとは自由によろしくお願いします。」
では良い建築は生まれません。

なので、建築家は、”いかにお客様を引き込むか”
というところも、建築家としての手腕が試され一つの要素だと思います。

この模型のお披露目というのは、お客様と建築家が近づく絶好の機会だと思います。
この時間の過ごし方一つで、完成する建築物の良し悪しは、
大きく変わってくるのではないでしょうか。

建築士

Posted by yoneyonekun